私は、癌は死に向かうものとしてとらえ、基準としていました。
だからなおさなければいけなくて
治れば奇跡的なものなんだ、すごいんだと言う感覚でいました。
だから私も頑張らねば(いったい何を(^o^;))と、癌と格闘していました。
最近知り合った同年代の女性は
10年近く前に乳がんの全摘手術を受け
その後の治療の副作用が辛いという理由で
薬も自己判断で止めたとのことでした。
再発もなく、普通に生活していて
その人にとって、癌は過去のもののようです。
治るが前提になっています。
だから、治さなきゃとならない。
だって治っているんですから。
同じ病気でも、癌を中心に置いて、お互いに真反対側から出来事を見ているようです。
手術をしたって、癌細胞はタンポポの綿毛のように全身に飛んでしまっているから
いつか転移という形であらわれる
というのが私で
手術をして、癌細胞を取り除いたから治った
というのが、知り合いの女性。
実際、転移するかどうかは分からないのに
私は、転移するのを待ち望んで準備してるみたいです。
癌のことに限らず
物事が悪い方向にいくのを私は待ち望んでいる気がします。