事務所を総括するBさんに対して
好き勝手な(と私が思い込んでいる)発言をするAさん。
Aさんがしゃべるたびに
何を言ってんのか
Bさんが怒るようなことを言わなくてもいいのに
もっと気を使えばいいのに
と、なかば上から目線で
馬鹿にしたように見ていた。
そう見ていた時は
Aさんは、自分より下の人間だと思っていた。
そして私は、Bさんと一緒になって
Aさんの仕事の出来なさ加減と
とんちんかんな言動をあざ笑っていた。
でも違った。
私はAさんを見下してみることで
自分のできないことを自由にしている
Aさんに対してのうらやましい気持ちを
感じないようにしていた。
Aさんにいつも引っかかってたのは
我慢していることを目の前で平然とされ
そこに「うらやましい」という自分の気持ちを感じず
相手の行動を批判することで気持ちを逃していた
ということじゃないかとたどり着いた。
人を批判する、訴えをする、ということは
自分を粗末にしている事なのかなとも思う。
Aさんのしていることに引っかかるのは
過去の何からきているからだろうと
そこに結び付け、確かにそれもあるだろうけど
そこに固執して全体を見ずにいた。
私もAさんのようにしたい、うらやましい
そういうシンプルなものだったようだ。