アダルトチルドレンサバイバー備忘録

一般人の中に紛れ込む病み(闇)人。主にメンタルのことを好き勝手に徒然と書いています。自分の為に、家族の為に、ずっと自分自身のカウンセリングを続けています。

父親の安心感

父親の安心感は、大きなもので

それがあれば、何が起きようとも大丈夫
というくらいの揺るがないものでした。

元旦那さんと接触することで
父親との関係を再現しようとしている自分に気づかされます。


結婚していた時、元旦那さんが私の要望を
叶えてくれている間、私は満足でした。
至れり尽くせりで私を一番に見てくれることは
私にとっては他に替えることのできない最高のものでした。

でも、私の重みに耐えかねて
少しでも距離をおかれると、それだけなのに
世界の終わりのような感覚になり
その事を表現できず、なぜ辛いのかも無自覚。
元旦那さんに父親の姿を見ているだけの私でした。

 

私に大きな安心感を持たせてくれる父親は
母親の病気によって、一番が母親になり
私は二番手に繰り下がってしまいました。

元々から母親が一番だったと思います。
母親がいたからこそ、父親は私を可愛がることができたと思います。

病気という、誰もが納得できる理由で
父親は、母親にかかりきりになり
余命短いことに毎晩泣き、私は見てもらえなくなりました。

それでも夜は私と一緒に寝てくれ
腕枕をしてくれる父親に、しっかりとくっつき
安心感を持ちながら寝ました。


少しずつ、父親は崩れていきました。
母親が死んでからは、お酒に溺れ、私には見向きもしなくなりました。

朽ちていくというか、荒廃していく父親は
見たくなく、私の安心感のもとになる、
強くてたくましい父親はいなくなっていきました。

糖尿病でガリガリに痩せ、肝臓も悪くなって
土気色のゾンビのような見た目の父親は
私の大好きな父親とはかけ離れていました。

それでも、お父さんからの愛を求め
お酒が欲しいと言えば、喜んで買いにいきました。
その時は、お父さんが私を見てくれていたような気になっていられました。

でも、ゾンビの父親を見るのがもう耐えられなくなりました。
私は小学校を卒業できるのか、中学生になれるのか
進学の準備は何もしていないし
そもそも私が中学生になることも分かっていなかったかもしれません。

父親の安心感を求めたい気持ちを抱えたまま
父親から逃れたい気持ちも強くなり、親類に助けを求めました。


私は、父親から失った安心感や
自分を一番に見てくれることを
接する相手に求め、今までの人間関係を築いてきたように思います。

人を渡り歩いてきたのは、求め続けていたからかもしれないです。
付き合ってきた異性に、特に強く出してきていました。

だから私は今まで、人を本当に好きになったことがないんじゃないかと思います。
過去にとらわれ、父親から失った安心感と愛情を求め、でも得られることもなく繰り返してきました。