アダルトチルドレンサバイバー備忘録

一般人の中に紛れ込む病み(闇)人。主にメンタルのことを好き勝手に徒然と書いています。自分の為に、家族の為に、ずっと自分自身のカウンセリングを続けています。

夫婦関係

元だんなさんは、会話のなかで

他人の批判をすることが、ままあった

家庭で、外の愚痴として話すのは
普通のことだったんだろうけど

その頃の私は、元だんなさんの言うことがすべてというフシがあったので
この人がそう言うなら、言われた人は
本当にそう批判されるような人なんだろう
という見方をしていた

会ったことがない人にも、そのように思い
私がどう思うかというのは無かった


元だんなさんは、真面目で何でも器用にやりこなすマメな人だった
自分を基準にして出来ない人がおかしいという見方になるのも分かる

でも、そこが私にとってはキツかった
私も、その人たちと同じように批判され
ダメ出しをされ人格否定をされては辛い

という意識は、当時はなかったが
元だんなさんにふさわしい奥さんでいなければというのはあり
身だしなみをしっかりし、近所付き合いもこなし
仕事をしていても家事をおこたらない
完璧な奥さんでいなければいけなかった

これは、そうしろとは言われておらず
私が勝手にそうしなければいけないと思い込んでやっていただけ


でも、元だんなさんが外で私のことを誉めると、私は嬉しくてやってしまうのと
やらなければいけないのとが両方働き
余計に頑張ってしまっていた

思い描いたように振る舞えると、
自分って凄いとうっとりし、出来ない時は
追われるように早いスピードで家事をこなし、頑張っていた
目標は、元義理のお母さんだった

出来る限りやってきてはいたけど
無理して近所付き合いしてたから
苦しくて仕方ない
家事も睡眠時間を削ってやっていた

それらの我慢やストレスは、ほぼ子どもに向いていた
元だんなさんがいない時を狙って
子どもに冷たく当たってた

でも元だんなさんの前では、優しいお母さんの振りをし、子どもにもそれを付き合わせてた

当時、どれだけ元だんなさんに怯えていたんだろうと思う
でも怯えで動いていた反面
良い奥さんを演じることで、私は何を得てきたのか、


元だんなさんからの承認をずっと求め、
得てきたんだと思う

怯えを利用し大きなものを得てきたけど
いっときしか満足できないものだから
終わりがなく、やり続けるのは
すごく疲れることだった

本当に満たされていたなら、私は続ける必要はなかったと思う


父親から満たされなかったものを
元だんなさんに満たしてもらいたかった

力強かったころのお父さんをイメージし
お父さんは、もっと優しかったのに
お父さんは、もっと心が広かったのに
私の言うこと何でも聞いてくれたのに

途中で得られなくなったものを
元だんなさんにしてほしく

お父さんじゃないのに、お父さんを求め
お父さんに見てもらいたくて、元だんなさんに尽くしてきた

結局は
問題が起きて、私を頼って来る元だんなさんがかわいらしかった
人の批判をする上から目線(と私が思い込んでいる)の人が
わたしを必要としている姿は、
私がその人の支配をしているようで、なんとも心地よかった

本当は嬉しかったのに
偉そうな上に、私を困らせるヒドイ人だと
周りに自分を哀れんでアピールしていた


小学生から中学生時代、
お父さんは、私を頼ってくる時だけ私の方向を見ていた
実際には私のことなんて見ちゃいないんだけど
それでも私は一瞬、満たされて
その度、今度こそお父さんは変わってくれるかもしれないと期待をしていた
でも変わることがないまま父親は死に
父親との関係を元だんなさんを使って再現していた


私は自分というものがなく
元だんなさんに住み着いて、エネルギーをもらうような生き方をしてきた
疲れるけど、そうすることで心のバランスを取ってこれた

でもこれは、どちらも幸せにならない生き方なんだろうと思う