どんどん入ってきている。
勝手に頭の中に色々なことが浮かんでくる。
なのに脱力系のテーマとはこれいかに。
それは、今までチカラがはいっていたと思われることが空回りしていたように感じて、気が抜けたというか、それこそ脱力したから。
絡んでいた糸がほどけてきたとでも言おうか。
ぐちゃぐちゃの引き出しから洋服を出して整理して入れ直したくなったとでも言おうか。
中身が入ったまま蓋をしていたものの蓋を開けて、洗い直そうとしているとでも言おうか。
涙が出てくる。
毎晩、両親のことを考え 自分がどう感じていたのかが、少しずつ浮かび上がってくる。
そうか。
そういえば私はそう思っていたんだ、と。
何十年もたってからこんなに昔のことが気付けるなんて不思議極まりない。
心理療法に通って丸1年たった。
いつも、ぐちぐち同じことを繰り返して伝えていた。
それがなぜか、8月ぐらいからすとんっとつきものが落ちたように物事の根本を見れるようになってきた。
それまでは、表面的なものに比重をおいて見ていた。
気付けかことが終わりじゃない。
気付けたことがスタートになんだろう。
膿がでてくる。
膿を出し切るまでには今まで以上に嫌な気持ちになることがあるかもしれない。
その証拠に、毎晩両親を思い出しては泣いている自分がいる。
でも泣くとひとつ前に進める。
なんだろう。
これはなんだろう。
きっと、専門家なら私の心理状態がわかるんだろうけど、私は私のことをうまく説明できない。
ふと、思うと以前ほど自分を嫌っていない。
この辺のことが近いうちに、点と点であった部分が線でつながりそうな予感がある。