野菜ジュースがこぼれた。
なみなみついであったので、テーブル一面に広がった。
ごめんなさい
うん
これを3回ほど繰り返す。
それでも謝り足りなさそうに納得していない息子。
次女が助け舟。
私も良くこぼしたよ。今でもこぼすよ。
だから、◯◯のこと、怒れないよ。
そこなのか！
そんなに謝ることじゃないよ、とフォローをいれるのかと思いきや、私には怒る資格はないという事か…。
私の今までしてきた育児の結果がこれ。
子供を怒りビビらせ無言の圧力をかける。
そんなの怒って当然でしょう。
または
ひどいことする母親だなあ。
とらえ方は人それぞれ。
同じ人でも年月を経て感情は変化する。
私もそう。
そうか～。こぼすとお母さん、怖かったもんね。嫌な思い、してきたよね。もう、いいんだよ。
思わずそう言ってしまった。
言って良かったんだろうか。
自信がない。
自分に突き刺さる。突き刺さる原因を作っていたのも私。
突き刺さるこの痛みは、私が子供に突き刺さした分、返ってきた。
