話したい
聞いてもらいたい
ひと一倍この気持ちが強かった
と自分では思っている
高校生になって、やっと本心のまま付き合あえる友達ができた
演じなくていい、楽
思った時に笑える、怒れる
ひっきりなしにしゃべってた
確か授業中もしゃべってた
喋りたくて仕方がなかった
私、よっぽど嬉しかったんだろうな
大人になってもしゃべりたい病は続いた
自制は出来るけど、いつ話し出そうかタイミングをねらってた
だから、人の話を聞いてなかったんだよね
誰かが話してる間も頭の中は自分のしゃべりたいことでいっぱい
悟られたくなくて聞いてるフリをする
適当に相づちを打つ
そんなんじゃ、相手だって楽しくない
それも気付かず、友達を作りたいなと、無理して人の輪に入っていってた
いつまでたっても親しい友達が出来ない
大人になってからだと友達作りって難しいから仕方ないよなぁって自分に言い聞かせてた
自分自身がまったく見えてなかった
今は?
分からない
人の話を聞く事は楽しいなと思っている
自分の事ばかり話したいなぁとは自然に思わなくなっている