アダルトチルドレンサバイバー備忘録

一般人の中に紛れ込む病み(闇)人。主にメンタルのことを好き勝手に徒然と書いています。自分の為に、家族の為に、ずっと自分自身のカウンセリングを続けています。

海老蔵さんの会見を見て

昨日、まおちゃんの乳がん報道を知り、夕方にyoutube海老蔵さんの記者会見を見た。


言葉で明言してなかったけど、
ホルモン感受性がなくHER2も陰性の顔付きの悪いタイプのがんなんだろうということと

手術を予定しているから末期ではないけど、深刻ということからステージも何となく分かる。

病巣を切り取ってOKという状況じゃなく
家族それぞれが大変な日々を過ごしているんだろうなと推測。

会見からは、海老蔵さんが丁寧に言葉を選んで、本音を話しているのが伝わる。

まおちゃんを受け止め大切に支え、お子さんのことを守ろうとしているようで


私はそれを見て、2人の幼い子どもたちが羨ましくてならない。

 

北斗晶さんの乳がん公表の時は、思いっきり自分に重ねていた。
だから私もがんばろう、そう思って報道を見てたけど

今回は、子どもと自分を重ね、みんなに守られている2人の子どもが羨ましくて、ずるくてたまらなくなる。

 

私の母親が癌で入院してた時、父親は毎晩、家で泣いていた。
私が聞こえる位置にいるのに、誰かに電話して

あいつ、もうダメなんだってよ

と泣いていた。

当時の私は驚くこともなく、泣いている父親に

お母さん死んじゃうの?

と聞くこともせず、聞こえてないふりをしていた。

母親のお葬式のあとも、落ち込んでいる父親を見て、私は縄跳びをして遊んだり、おどけたフリをして

私は大丈夫だよ

という態度を自らとっていた。

周りのみんなは、壊れそうな父親をサポートし、私はといえば表面的にはケロッとしている子どもでいた。
当時、自分の意思で選んでしてたことだったけど、本心じゃない。


父親を守ろうとしてたけど、守りたいのは自分。
まおちゃんの子どもたちみたいに、私も守ってもらいたかった。


お葬式で、私を気にかけてくれた人が1人いて、みんながバタバタしてる中、私との時間を作ってくれた。

その後も、時々お線香をあげに来ては、話し相手になってくれていた。
物静かなおじさんで、私はそばにいるのが心地良かった。

私がさみしいだろうと、子犬と手作りの犬小屋をプレゼントしてくれた。
そのワンコは目がとっても可愛くって、いつも一緒にいたくて、友達んちに行くにも連れて歩いてた。
ご飯を食べる時に警戒して唸るところも微笑ましくて可愛かった。
見た目はフワフワなのに、ブラッシングすると硬いしっかりとした胴体が意外で、そこも可愛かった。

かわいいワンコをくれたそのおじさんが好きだったけど、やっぱり守って欲しかった人は父親で

父親にお母さんが死んでしまう不安をぶつけたかった。

病室で母親を見ると、お母さんは死んでしまうんだと、顔をみるのが辛かった。
私が廊下にばかりいたのは、母親と兄の言い合いを見たくないからだと思っていたのは、記憶の操作の可能性が濃い。