アダルトチルドレンサバイバー備忘録

一般人の中に紛れ込む病み(闇)人。主にメンタルのことを好き勝手に徒然と書いています。自分の為に、家族の為に、ずっと自分自身のカウンセリングを続けています。

出来る力2

出来る力の続き

 

体に良いことをできる職場にいられて良かった

ここで働いていたら、もっといいものが手に入り

私のガンは治っちゃうかも。

治っちゃうに違いない。

 

でも私がセッションを受けている

カウンセラーさん達には今思っていることを言わないでおこう

聞かれたら答えるけど、自分からは話さないようにしよう

 

と消極的に隠ぺいしていた。

とがめられると思っていたから。

 

隠してても、私の言動から

気持ちがどこに向いているのか

周りからは見えていて、気づいていないのは本人だけだった。

私は、宗教がかった世界に入っている自分が分からないでいた。

 

そこから抜け出してからしばらくは

なんて無駄な時間を過ごしたんだろうと

そこで1年半を費やしたことを損した気になっていた。

 

しかし今になり

あれは必要な時間だったと思っている。

 

なぜ私が、あそこまでのめり込み

病院の治療だけでは物足りず

スピリチュアルな治療に夢中になったのか。

無駄と思える時間を過ごしたからこそ分かってきたことがあった。

 

ガンに対する恐怖。

ガンと診断されて、ショックを受けない人はいないと思う。

でも私の場合、ガンで死ぬことの恐ろしさを

過去から持ち越したまま生きてきた。

 

母親の、末期ガンの痛みの苦しさを

ひとりで見て、怖いのに怖いと言えず

一生懸命腰をさすってあげていた自分。

 

普段は、蝋人形のように

生きているのか分からない状態なのに

痛みがくると、目を見開いて、体をよじらせ痛いと叫ぶ姿。

その怖さを40年近く自分の中だけに持っていた。

 

母親もつらかっただろうが

子どもの私もつらかった。

自分のお母さんを怖いと言えない。

聞いてくれる相手がいなく、自分の中に抱え込み

そのまま忘れていった。

 

今、書きながら思ったことは

兄も同じように見ていたのではないのかという疑問。

母親と二人きりになることがあったかもしれない。

 

だから兄は、あの家にいたくなかったのではないか。

あの家は地獄だったと言っていたこともあった。

今となっては分からないことだけど。

 

 

医療は進歩して、40年前とは違うのに

私の中では止まったままで

私もそういう経路をたどるのだろうと、

そこから逃れたい気持ちが無意識で

あったんだろうと思う。

 

 


もう少し続く