治療の記事は
鬱のことと乳がんのことと2つ書いている
今日は乳がんについて。
私は6年半、乳がんの治療を続けている
切除手術はしていない
先日、CT を撮り
先生と結果画像をくまなく見て
以前あったところを含め
首から足のつけねまでの場所、内臓部分に問題がないことを確認した。
胃を見ながら
朝御飯、結構食べましたね、と
笑いの場面もありで(^_^;)
最初の診察の時か、
検査結果を聞きに行ったときか、
時系列を忘れてしまったが
乳腺外科の先生に
手術は温存は出来ず全摘出となるが
しこりが数ヵ所、広範囲、石灰化もあり
術前薬物療法でしこりを小さくしてから手術となる
という説明をうけた。
転移があるかどうかは、
はっきりした答えはもらえなかった
もしかしたら、頭が真っ白になり
私が質問をしなかったのかもしれない
脇近くにゴリゴリしたシコリがあったので
転移してるに決まってると思い込んでいたのもあった
その次の診察の時に
乳腺外科の先生から腫瘍内科の先生に変わった
たしか曜日が違ったからとか
そんな理由だったと思う。
無表情で怖い先生に見えていたが
紙にがんの状態を細かく描き
丁寧に説明してくれた
それでも半分も頭に入ってこなかった
がんのステージもタイプもちゃんと覚えていないから。
記憶に残っているのは
先生が描いた、非浸潤がんと浸潤がんの違いの絵が上手で、分かりやすかったこと
私のがんはホルモン受容性があるので
それにあう薬で治療をする
薬の効果があるかどうかはやってみてから
タンポポの綿毛が飛ぶように
がんのタネが全身に飛んでいる状態だから
それを薬でやっつけます的な話をしたこと
なんだ、手術しないの？
大丈夫なの？と思ったが
その前の診察で術前療法の話があったので
今はまだいいんだなと仮納得した
あの時、抑揚を強くして話されていたら
私はその度に喜んだり不安になっていただろうから、冷静に話してくれてまだ良かったと今になり思う
月一回、
癌の餌となるホルモンの産出を抑える効果のある注射をし
毎日薬を服薬し、副作用が強い時は
変薬して様子を見ながら続けた。
しこりは段々縮小し
良かったねですねと言われるが
じゃあ手術はいつ？と質問をしても
まあこの治療を続けましょうと
それしか言わない
なんかごまかされてるようでやなんだよな、、、
と思いつつもそれ以上何も言えず、
何回かに一回はこの質問をするということを繰り返し通院していた。
治療はどんどん進化しててすごい。
切らない治療が標準化されてきつつあるよう
副作用の少ない抗がん剤もあり、日帰りの治療も可能になっている
私の母親はスキルス性胃がんだった
治療の施しようがなく晩年は転移したがんの痛みに苦しんでいた。
父親が、朝早くに丸山ワクチンを買いに東京まで行っていた姿を覚えている
それも効いていたんだかどうなんだか。
今の時代だったらあれほど苦しむことはなかったのではと思ったりする。
癌イコール恐怖
というイメージだけが昔から変わらず残ってしまっている。
これに私自身も苦しめられてきた。
痛いと叫んでのけぞる母親の姿が、頭の片隅にずっとあった
泣きたいほど怖かったのに誰にも言えず
40年ほどたって最近セッションでその事を口に出すことができた
今回、良好ですとは言われたけれど
完治したのとは、また違う。
とはいえ
手術をせずにしこりがなくなるなんて
自分の中では、嬉しいこと
治療はこれからも続けて行くことになる。
薬の効果はもちろんだけど
メンタルの状態が、こうなるまでの結果に
かなり影響しているというか、連動していると思っている
治療途中、体調が悪くなることもあった。
ずっと順調だったわけでもないから、余計にそう思う。
自分のなかで、一区切りを付けたく
振り返りながら数回に分けて記事を書いていこうと思う。
