私は、よく笑う
笑うといっても、
とりあえず笑う
意味なく笑う
ごまかして笑う
本当に笑いたい時に笑っているのは、家族を含めての親しい人との会話か、テレビでお笑いを見ている時くらいだった
どうしていいかわからない時に出す感情
それが笑うこと
ものごころついた時からやっていた
怒られた時、からかわれた時、どんな時も結構使った覚えがある
ある意味、楽な対応だった
世の中の常識があるというか、日常生活をそつなくこなせる人は、私のこの適当な笑いに付き合ってくれていた
相手も反応して笑ってくれると、ああ、このタイミングで笑うことは合っていたんだ、とヘンな自信を持っていた
先日、中学校の父母会で話したママは笑わない人だった
役員の引継ぎをしながら、よく分からない時やごまかしたい時に笑いを混ぜながら話した
のってこない
笑わない
このリアクションに私は戸惑った
この時から、ごまかすための笑いに敏感になってしまった
周りを見ていると、ヘンな笑いが入っていなくても、話は進んでいる
ヘンな笑いがない方が逆にスムーズに話が流れていく
なんだ、ごまかし笑いなんてない方がいいじゃん、必要ないよ
空気を読んだつもりで笑いをいれたつもりでいたけど、それが空気を読まない行為だったのか
今さらわかったこの事実
恥ずかしい
穴があったらはいりたい