アダルトチルドレンサバイバー備忘録

一般人の中に紛れ込む病み(闇)人。主にメンタルのことを好き勝手に徒然と書いています。自分の為に、家族の為に、ずっと自分自身のカウンセリングを続けています。

母が死んだ時

親戚の人がいた

数日前に帰ったはずなのに、また来ていた
お母さんが危ないと言った
学校から帰る私を玄関の外で待っていた
即、病院に連れていくつもりでいたようだ

そんなことになるとは知らず私は友だちをつれてきていた
このあと一緒に遊ぶ約束をしてたから、ちょっと嫌だった

友だちと別れ、強引に(不服だった)病院に連れていかれ病室に入ったが、母はもう亡くなっていた

親しい人が泣いていた、兄も泣いていた
○○ちゃん、間に合わなかったね
お母さん亡くなっちゃったね

私は固まった、動かなかった、困惑した

なんでこの人たち泣いてるんだろう
私にどうしろというんだろう
一緒に悲しもうにも泣けない
その場で泣けなかったから、
ああ、私は悲しくないんだと思った

思い出したこと

この頃から私は笑わなくなった
ボヤけた中にいるような感じになった

お母さんの姿を見て困惑したのは
死ぬとは思ってなかったので現実が受け入れられなかったから

死ぬことは前から知っていた
死んでくれたらとも思ってた
でも本当に死ぬとは思わなかった
あり得ないと思った

だから私は固まった
思ってもいないことが目の前に起きて
受け入れられない、信じられない
これは現実なのか、夢の中のよう
そんな感じがあの時あった

お母さんの顔をじっと見てたのは
顔が動かなかったから

お母さんが動かないのはおかしい、
この顔が動いてしゃべってたのに
あり得ない
なんなんだこれは

周りはオイオイ泣いてる
私は固まってる
私のところだけ空間が止まってる感じ

お通夜の時にお母さんにお別れをしろと呼ばれた

お母さんの鼻に綿が詰まってた
目がうっすら開いてて白目が見えていた
気持ち悪いし間抜け
嫌だ、味わいたくない変な感じ
お母さんなのにお母さんじゃない
私のお母さんはどこにいったの

なのに周りは
楽になってよかったね、もう苦しくないね
と言っている

なんにも良くない
なんでいいのか分からん

大人が色々と動きだし人の出入りが激しくなる
自分は静かな中にいるけど、目の前があわただしく過ぎていく感じ