中学生の時にビデオで見たこの映画
すごく長くて見るだけで疲れた記憶がある
全く面白いとは思わなかった
名作らしいのは知っていたけど、何故これが?とすら思っていた
見たいと思って見たんじゃなく、お世話になっていた親類の家で誰かが見ていたから
それだけの理由
終わり方も当時の私には
え?これがラストなの?
と、納得ができなかった
登場人物もイマイチ把握できなかった
まだ人生経験の浅い中学生の私
スカーレットは、ワガママなおばはん
彼女の生き方は理解できなかった
レットバトラーはかっこ付けマンとしかうつらなかった
南北戦争のシーンだけが印象強かった
最近、また映画を見たくてたまらない
多分あの頃とは違った受け止め方で見れるような気がする
あの頃は、スカーレットのワガママさが目について、それだけが印象に残っている
果たして彼女はワガママだったんだろうか
離婚を繰り返したり、お子さんを亡くしたり、戦争や経済面で大変な思いをしたりと、かなりの苦労をしている
その部分が隠れてしまうくらい表面に見える性格に注意がいってしまっていた
苦労が見えないのだ
それは彼女の意思の強さが、そのように見せていたのではないかととらえ方が変わってきた
彼女の強さに興味が湧いてきた
生きる支えとなるタラへの愛郷の念
それも、今なら分からなくもない
あまりにも有名な名セリフ
明日には明日の風が吹く
この言葉は、今の私が求めている言葉のように思う
また映画を見て、スカーレットの生き方に納得できたら、少しは自分の生き方も認められそうな気がする