楽しくって、おかしくって
大口をあけて、ガハガハ笑いたくなった
でも銀歯コンプレックスのある私は、大口を開けれない
開けたら、キラーンと光った銀歯が見えてしまう
じゃあ歯医者に行って、歯を白くしようととっさに考えた
歯を白くすれば、がまんせずに思いっきり笑える
よし、治療しようと決心したのだけど
その後に、銀歯があっても普通にガハガハ笑ってる人たちを見た
銀歯なんて気にせずに、楽しいことを楽しんで笑ってる
問題なのは、銀歯じゃなかった
銀歯を恥ずかしいと隠そうとする私自身だった
なぜ私は銀歯にコンプレックスがあるか
そこを見ていかないと、始まらない
白い歯に治したとしても、過去の思いは消化しない
いっときはキレイになったことに安心するだろうけど
その後にまた不安は作られる
虫歯になったらどうしよう、銀歯になったらどうしよう、みっともない
歯磨きの習慣がなかった子ども時代
歯科検診で先生に言われた屈辱的な言葉
出産後に読んだ育児雑誌に書いてあった、虫歯の子は放置家庭に多いという統計
これらが今のコンプレックスにつながっているんだと思う
当時の私の感情を思い出せてきたら、ひとつずつ大切にしてあげよう