アダルトチルドレンサバイバー備忘録

一般人の中に紛れ込む病み(闇)人。主にメンタルのことを好き勝手に徒然と書いています。自分の為に、家族の為に、ずっと自分自身のカウンセリングを続けています。

父親のこと

自分がかかる病院をスマホで検索中に、聞き覚えのある病院名を見つけた。

父親が入院してた隣町のアルコール専門病院。

ホームページを開いて見てるうちに、当時のことを思い出してくる。


叔母からバス代の500円をもらい、毎週日曜日にセーラー服で病院に行く。


ミーティングルームで行われる病院主催の定例断酒会のようなものに私も参加していた。

そこで父親は、退院した人達に対して

断酒会なんて嘘ばかりだ、酒の匂いがするじゃないかと
正義?のようなものをふりかざし、入院患者メンバーから拍手を浴びてヒーロー扱いされてた。

私は恥ずかしかったのを覚えてる。


あの頃、自分では感じてなかったけど
父親が嫌いだった。気持ち悪かった。

げっそり痩せて頬こけて、背中曲げて歩いて、みすぼらしくて
たくましさも威厳もない。
私にベタベタ引っ付いてくる。

いつも自分本位。
自分のために私を必要としてる。


同じ病室の人から、娘さんが来てくれていいねえと言われ嬉しそうにしていた。

窓に鉄格子が入ってるような病院に毎週来てくれるような娘なんて、そりゃいないよね。

そんな嫌なところにわざわさ娘が会いに来てくれてるなんて思いもせず、来るのが当たり前に思ってたんでしょ。
ちっちゃい頃は、父親に呼ばれたらすっ飛んでそばに行ってたからね。

退院してからの断酒会も付き添わされたし

啖呵切って叔母のうちを出た時も、私が一緒に付いて行くのは当然で

もー私の意思は関係なくいつでも自分本位。

きっと私の通ってる学校の名前や学年なんて知らない。
どんな授業が好きかなんて知らない。
私のことには興味がない。

そばで一緒にいてくれて、自分を満たしてくれればいいだけ。

私のことは、叔母が面倒見てくれてると思ってる。
その叔母は、私に父親の世話を押し付けてくる。


その父親を振り切ってしまったら、私には誰もいなくなっちゃう。

ちっちゃい頃大好きだった父親だから、そこを崩したくなかったんだろか。


あの頃、親類が私を疎んじてたのはもう分かる。
じゃまだったのね。

父親も私に興味がなかったし、存在を軽んじられてたのは間違いない。
自分さえ良ければそれでいい。

大好きだったワンコもしんじゃったし。
そーいや、そのこと父親気付いてないや。ひどいな。
どこまで自分本位なんだ。

私、心の拠り所が何にもなかったんじゃん。

悲しい毎日。

クラスでビンボー呼ばわりされたのをくやしいとも思えず、誰にもいえず。

学校の先生に救いを求めようたしたら


良い親戚におせわになってるのね


と言われ、先手を打たれたかのように感じ話せなくなっちゃう始末。


ひとりでも私を気にかけてくれる人が欲しかった。


あの頃の私、よう生きてたなと思う。