子どもの頃、父親に
名前とは違う愛称で呼ばれていた
家族で私だけが特別扱いされて(いたかの様な)可愛がられている感じを受けていた
父親の膝は私の特等席で
その愛称で呼ばれるとすぐに父親の元へいき
あぐらの中に入って座った
私はそうやって呼ばれるのが嬉しかった
だから若い頃、その愛称で呼んでくれと
人に頼んだこともあった
でも嬉しかったことを人に言えず
自分の子どもを家の中だけで愛称で呼び
自分がされていたことを再現していた
そうすることで遠回しに、
気づいて欲しさを洩れ出していた
うれしかったといえばいいのに
自慢したっていいのに、
どうせ洩れでてるんだから
私は可愛がられていたの
お父さんに特別愛されてたの
私がいちばんなんだから
そんな感じかな