アダルトチルドレンサバイバー備忘録

一般人の中に紛れ込む病み(闇)人。主にメンタルのことを好き勝手に徒然と書いています。自分の為に、家族の為に、ずっと自分自身のカウンセリングを続けています。

2018/10/25

奥さんは社長に惚れ込んでいた。

ケンカをよくしていたけど
見ていて分かるくらいメロメロ。


社長以外の人とは交流を持たないようにしていた。

社長が他の人と親しくしているのを嫌がっていた。
特に女性と。
仕事の関わりであっても。

だから私は仕事のことであっても社長に
なるべく話しかけないようにしていた。

奥さんが機嫌がわるくなったり
当たりが強くなるのは嫌だったから。
夫婦喧嘩のネタにもなりたくない。

奥さんは、自分の大好きな社長に
他の人が寄り付かないよう
遠ざけようとしていた。

実際、私は遠ざかっていたから。
これが分断というもの。


私も同じことをしていて
もと旦那を自分ひとりのものにしておきたかった。
私だけをみてほしかった。
言わなかっただけで
仕事が終わったら飲みにいかないで
まっすぐ家に帰ってきて欲しかった。

そういう寂しさを感じないように
もと旦那をうっとりと崇拝し
この人の言うことは間違いないと信じ
教祖に尽くすようにしてきた。
尽くしながらも我慢はたまるので
無意識に相手のかんに障ることをして
憂さ晴らしのようなものをしていた。

 

以前の職場でも
変な経営者に尽くして尽くして
自分を疲弊させていった。

経営者と密な関係性を築きたかったから。
私は経営者の片腕のような存在に
なりたかった。
認められたかった。
褒められたかった。
私なしではいられないようにさせたかった。

尽くして尽くして
こっちを向いて欲しかったのは誰。

尽くすことで現実を見ないようにして
そむけていられたものは
朽ちていくみすぼらしい父親。

尽くす人を崇拝し素晴らしい人にして
うっとりした世界を作れば、
ますます現実を背けていられる。


身近な人が周りから崇拝されてる姿は
こちらにも恩恵はまわってくる。
自分も持ち上げられ大切に扱って貰える。

元気だった頃の父親の周りは、
父親を慕う人たちが大勢いた。
休みの日には職場の後輩たちが遊びに来ていた。
みんな父を頼り、奥さんや子どもさん、
彼女らしき人も連れて遊びにきていた。

その中で私はみんなにかわいがられた。
みんなお菓子やお土産に持ってきてくれた。
ちやほやされ、とても居心地がよかった。
女王さまのようだった。
私も母親も。

崇拝される人の側にいることのおいしさ。
身に染みついていた。
その時の輝かしい世界に自分をおいて
今の苦しさを感じないお花畑にいた。
お花畑にいても、苦しかったのに。


もと旦那と結婚したとき
もと旦那を頼って遊びに来る人はいなく
父親との違いに不満だった。

私はスゴい人の側にいて
その人と特別な関係で
とても大切にされてるのよ

という感覚を味わいたかった。
とっても気持ちいい恍惚とした感じ。
その人の側にいて、自分を保てた。

納得できないことや嫌だったことも
あったはずなのに、そこは逃して
もっとしっかり相手をみていればよかった。
でも見ることを知らなかったし
それよりも恍惚とした中にいる方が
居心地がよかったから見ようとしなかった。


今の私には、依存が窮屈という感覚がない。
無いというより
窮屈が心地いいって感じだろか。