父親のそばにいるのは心地よかった
いつも私をいちばんに見てくれていた
優越感に浸れて
誰がなんと言おうと私は父親のいちばんで
自分が強くなったような勘違いもできた
お父さんの近くにいたら無敵の状態
だからずっとそばにいたかった
だけど、父親が
私に対して未来のある関わりをしてくれていたかというと、疑問だ
私を養育し、人として扱ってもらえていたのか
私の成長を見守ろうとしてくれてただろうか
私をそばにおき、ペットのように都合良く可愛がってただけのように思う
私はしっかりとみてもらえていたのだろうか
見てもらえてないことに気づかず
フワフワした、今が居心地良ければそれでいいということを繰り返しているのか
フワフワの中にいれば
母親と兄の争いを見なくてすむ
居心地良くさせてくれる人は大好き
そうじゃないひとは嫌いになる
というのを長年のあいだ繰り返し、フワフワさせてくれる人を求めて渡りあるいてきたのか
このフワフワは、とても心地よく
ずっとプールで浮き輪で浮かんで昼寝をしてるような感覚でいられる