考えたくなく、遠ざけようとしている自分がいるので、そうなる前に書き留めておく
過去と同じ感覚がよみがえる
こういう思いを何度も繰り返してきた
という感じではなく
あ、あの時も私はこう思っていた
そしてこの後こうなるんだった、と思い出し実際そのようになっていく
ということをここのところ繰り返し経験している
人間関係において
相手をあきらめようとする時がある
関係性を切ろうとする場合もあるが、そうじゃない場合のこと
あきらめようと思ったのに、相手のこちらを向いてくれる様子に、また今後を期待する
というか、もう大丈夫に違いないと確信してしまう
しかし、また相手の態度にあきらめようとする
以下エンドレス
終わりはなく、最後は破綻の方向に行く
兄に対して
元だんなに対して
彼らに、自分の要望、困っている事や願っている思いは強くあったのに伝えてこなかった
ただ静観するだけで、自分からは動かなかった
自分から問いかけることで、それを裏切られたら耐えられない
結果的に裏切られた(と思い込む)結果になるけど自らはそれをはっきりさせようとしない
ぼんやりとだけど、もしかしたらと思うことは
相手に問いかけることで、知りたくないことを知り、ぼやかしておきたいことをはっきりとさせてしまったら
私は父親に捨てられたということを認めてしまう
そこに行き着きたくないんじゃないだろうかということ
私は父親が死ぬまでの間、世話をし続けた
くずでどうしようもない父親なのに、小さかった頃のたくましい父親に戻ってほしくて
それを願うことと、そのイメージで頭の中を埋め尽くして空想の世界にいることは現在の辛さに直面せずにいられた
あの頃のお父さんに戻ってくれるはず
という思いを持って行動していたと思っていたが、ほんとのほんとはそんな風にはもうなれないってわかっていた自分もいた
それなら空想の世界にいた方が楽
中学生の時に、身内とけんかしてその家を出ていった父親
残された私は、途方に暮れて不安でどうしていいか分からず、去って行く父親の姿が見えなくなるまで見ていた
追いかけることもなく、というかできず
もう誰を頼りにしていいのかわからず発狂しそうになってたのに、あの頃の自分は、ただ無だった
あの呆然として泣きたいのに泣けなかった私は何だったんだろう
1週間もしないうちに、2日くらい後だったか、はっきりと覚えてないけど
とにかくすぐに父親は戻ってきた
かばんを置き引きにあったと。
そんなの嘘だと思ったけど、それを父親には言わなかった
バツが悪かったのか、父親は離れの建物の縁側の下に隠れて住んでいた
私が見つけたのか、呼ばれて知ったのか覚えていないが
その家の家族に内緒で、毛布にくるまって住んでいた
私を捨てたくせに、しれっと戻ってきて、おなかがすいただのあれを持って来てくれだの、私がなんでも言うことを聞いて当たり前のように用事を言いつけてくる
暴力をふるうことはなかったが、いや、そんな体力もなかったのかもしれないな
やせ細って目だけがギラついた姿
昔のお父さんと全然違う
面影もまったくない
そんなやつに私はカロリーメイトのジュースを離れに届けに行っていた
父親の顔を見るのがキツかった
シミだらけで頬がこけ、息も荒く目だけが目立ってた
たくましかったお父さんとは似ても似つかない
でも目の前にいるから嫌でも目に入る、つらい
カロリーメイトはその家の主から届けて来いと渡されたもの
そこに隠れているのも家の人にすぐばれ、私が食料の受け渡たし役割をするようになった
父親が意地を張ってそこから動かなかったのか、その家の人が拒否をしていたのか分からない
私は、自分の父親が迷惑をかけて申し訳ない気持ちでいっぱいだった
そう思えば、自分の捨てられたことを考えなくて済むからだったのか、まだはっきりとは分からず、そうだったんだろうくらいの感覚
私が離婚した時
上の子は大泣きし、私たちのような大人になりたくないと言ってきた
真ん中の子は私を助けなければと思ったと大人になってから聞いた
下の子は感情の乱れがなかった分、夜驚症の症状がしばらく続いた
それでも私は自分のことでいっぱいで子どもを気にかけることがなかった
私は自分がされてきたことに区切りをつけられず、そのまま子どもたちにしている
今繰り返しているこの感覚
またドつぼにハマる瞬間をとらえ、その時には自分の気持ちを表していけたらと思う
区切りが付ける方向に行きたい
そろそろ前に進みたい