孫はかわいい
ブランコに乗りたがったので
座らせた後、私は背中側に立ち
後ろに倒れてこないように支える
慣れてきたので、少し後ろに下がり
そっと自分でバランスを取るように仕向けてみる
すこーし揺らすと
こわごわしながらも自分でバランスを取るようになった
こうやって少しずつ慣れていければいいなと
思ったと同時に、過去が思い出される
私は、我が子たちにこうやってやってきてあげれなかった
押してとせがまれて、ずっと押してあげ
挙句の果てに、自分が疲れてもう帰ろうよと機嫌が悪くなる始末
子どもが、どうやったら上手になれるかな、とか
一緒に楽しもうねって考えることもなく、頼まれて押してただけだった
私と交代に、ブランコに座っている孫と
その後ろに立つ娘を見ながら
ちょっとなんとも言えない気持ちになった
でも、娘も孫も楽しそうに笑っていた
娘が小さかったころ、気持ちに寄り添ってあげることは出来なかったけど
それでも、その中で笑顔でいられたこともあったはず
自虐になって過去に持っていかれないよう
意識して、今を生きていかなければなと思う
散歩道、プランタに植えてあるお花を見て
ちょうちょ~
きれいねえ~
と、喜んでいた
蝶々はいなくて、花びらが蝶々に見えていたようで
そういう子どもながらの発想に、
かわいいなぁとにやけてしまうおばあちゃんの私だった
孫は私の拠り所
でも、私自身が家族の拠り所となっていくことを目指したい
どうすればいいのかわかんないけど
まずは宣言だけでも。